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海中に浸かっている網は、何日も放っておくと汚れがひどくなり、魚も網に
入らなくなります。
この時期はしょっちゅう、網を海から船に揚げてその網を磯辺に広げて
干していきます。
あるていど乾いたら、かにや魚が食い切って穴があいているのを繕って
いきます。
ひと針ひと針小さな網目を作りながら、修繕します。

大勢いたこの虫明の坪網師も今では数人になってしまいました。
そのなかで一番若い33歳になる息子が、暑いなかお父さんと
頑張ってくれています。

今頃は”いしもち”が獲れ出しました。
小さい魚ですがから揚げにすると、お酒のおつまみには絶品です。
昔からこの虫明地区では、小魚を塩うむしといって、塩だけで
味付けしてことことと長時間煮る郷土料理もあります。
                          6代目女将